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マダニに刺されたら? 症状・治療法・予防について

マダニを媒体として感染するとされているSFTS(重症熱性血小板減少症候群)で、山口県内の60代女性が入院しました。これで国内でSFTSに感染した人は15人になり、そのうち8人が死亡しています。(5月23日現在)
これまではSFTSの原因ウィルスがマダニから検出されることがなく、感染経路がはっきりとしていなかったのですが、今回は「タカサゴキラマダニ」から原因ウィルスが検出されています。
追記:7月12日現在でマダニによる死者は13人

マダニの生息地

マダニ 生息地

今年1月に国内で初めてSFTS(重症熱唱性血小板減少症候群)による死者が報告されました。それから過去の感染者が見つかったり、新しく感染者が報告されています。しかし、SFTSウィルス感染症は最近の感染症ではなく、以前から既にあったもので、研究の進歩によって「マダニがSFTSウィルスの媒体となっている」ことが判明したものなのです。


生息地 森林や草むらの屋外に広く生息
大きさ3~4mm(吸血前)・1.5cm(吸血後)
活動期 春~秋
行動 人や動物に乗り移り血を吸う

マダニからSFTSウイルスが広がるサイクル

ウイルスを持つマダニが動物に乗り移り血を吸う
  ↓
感染した動物の血を、別のマダニが吸ってウイルスを保有する
  ↓
ウイルスを持つマダニが産卵をする(卵の一部が感染)

マダニに刺されたら 症状について

マダニに咬まれたら必ずSFTSウイルスに感染するわけではありません。ウイルスを保有しているマダニに咬まれた時にSFTSウイルス感染症に感染します。


潜伏期間 6日~2週間
症状発熱・下痢・嘔吐・腹痛・下血・頭痛・筋肉痛・喉の痛み・咳
意識障害・けいれん・リンパ節腫脹・血小板や白血球の減少
致死率 約12%(8人に1日が死亡する)
治療法 ワクチンや特効薬はなく、対処療法のみ

マダニに刺された時の対処法

マダニに刺されても痛みや痒みを感じずに、刺されたこと自体気付かないことが多いのが特徴です。マダニは数日間かけて血を吸い続け、吸血すると体長が大きくなっていき、目でハッキリと確認できるようになります。

もし、体のどこかがマダニに咬まれていることに気づいたら、慌てて手で引っ張ろうとしないで下さい。マダニは皮膚の奥深くまで口を刺して吸血しているので、無理やり引きはがそうとすると、マダニの口の部分が皮膚内に残り二次感染を起こします。

マダニに咬まれていることに気づいたら、触らずに早く皮膚科へ受診するようにして下さい。もし家にワセリンがあれば、ワセリンを塗ってマダニを窒息状態にすることも有効だそうです。(なければ何もせずそのまま皮膚科へ。)

マダニを予防するには

マダニを介するSFTS感染症を予防するには、

1.キャンプや登山、農作業時には長袖・長ズボンを着用し肌を露出しない
2.草むらなどに直接座らずに、ビニールシートを敷く
3.帰宅後は衣服などにマダニが付着していないか、全身をくまなくチェックをする
4.帰宅後は入浴するようにすると、すみずみチェックがしやすい
5.ペット(犬など)は草むらに入れないようにする
6.ペットは動物病院でダニ予防の薬で対策をする
7.感染者の血液・体液による接触感染にも気を付ける

夏から秋にかけてキャンプや登山などアウトドアが楽しい季節になります。草むらに入る時はなるべく肌の露出をさけるなどの工夫をするようにしましょう。

 

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