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これだけはチェック!熱中症の引き金「かくれ脱水」の症状

今年の夏は観測史上最も暑い夏になるという予測が出ているとか。年々、夏の最高気温が更新されている感じがするのに、せめて平行線で暑さも推移してくれるといいのに、平年よりも高い気温になる確率が40~70%もあるとか・・・。そうなってくると非常に心配なのが、熱中症です。厚生労働省の発表によると、毎年熱中症で亡くなる人の数が、なんと毎年500人もいるのだそう。熱中症にならない為には、脱水症状が出る前の「かくれ脱水」の時に適切な対処をするのがとても重要なんです。

かくれ脱水とは

かくれ脱水

かくれ脱水とは、「あと少しで危険な脱水状態になりますよ!」という手前まで来ているのに、本人に全く自覚症状がなかったり、周囲の人も気付かず終いで、脱水対策が何も施されないままでいる状態のこと。

脱水症の症状

かくれ脱水に気付かずにそのままでいると、暑さや水分不足の影響で体の水分や塩分がどんどん奪われていき脱水症となり、以下のような熱中症の症状が現れます

・体温調節が上手くできなくなり体温が上がる
・頭痛がする
・めまいがする
・吐き気がしたり嘔吐する
・しびれたり、つったりする
・けいれんが起こる
・意識障害が起こる

熱中症を未然に防ぐには、「かくれ脱水にいかに早く気付けるか」がポイントになってきますが、自覚症状を感じなかったり、周りの人も気付きにくいからこそ隠れているんですよね。

でも、かくれ脱水の兆候を頭の片隅に入れておくだけでも、これからの対応は変わってくるはずです。

こどものかくれ脱水に要注意

かくれ脱水チェックリスト

人の体は「水で出来ている」って聞いたことありますよね。実際、普通の大人の場合は体重の60%、幼児は体重の65%、乳児は体重の70%、新生児は体重の80%が水で出来ています。

すなわち、子供が脱水になりやすい理由がココにあるのです。

人の体の中にある水分は2つのタイプに分けられます。まず1つ目は細胞内液。これは細胞の中に蓄えられている水分のことを言います。そして、2つ目は細胞外液。これは細胞の中ではなく、血液や組織間に蓄えられている水分を言います。

この細胞内液と細胞外液の割合が、大人と子供とで違うので、下の表を見て下さいね。

体の水分量 細胞内液の割合 細胞外液の割合
大人の水分量(体重の60%) 細胞内液 40% 細胞外液 20%
幼児の水分量(体重の65%) 細胞内液 40% 細胞外液 25%
乳児の水分量(体重の70%) 細胞内液 40% 細胞外液 30%
新生児の水分量(体重の80%) 細胞内液 40% 細胞外液 40%

このように、幼児より乳児、乳児よりも新生児というように、細胞の外に蓄えられている水分の量が子供ほど多くなります。

脱水で奪われていく水分は、細胞内液ではなく、細胞外液から失われていくので、細胞外液の割合の高い子供ほど脱水になりやすいのです。

こどものかくれ脱水の見分け方

子供が大人に比べて脱水症になりやすいということが分かっても、厄介なのが「こどもは自分で訴えることが出来ない」ということ。大人であれば、小まめに水分を摂るようにするとか、たくさん汗をかいた時には塩分を補給するなど自分で注意することが出来ますが、子供にはその力がありません。

親や周りの大人が細やかな注意を注いであげましょう。

おしっこの量がいつもより少なく色が濃い

新生児や乳幼児の場合は、おむつを変える時におしっこの量がいつもより減っていないか、また色が濃くなっていないかをチェックするようにしましょう。

脱水になりかけている場合は、体内の水分を外に出さないように尿量を減らすことで体を守ろうとします。ミルクやお茶など水分を摂る量がいつもと変わらないのに、

「あれ?オムツを替える間隔が空いたな」
「あれ?いつもよりオムツが濡れてないな」
「あれ?そういえばトイレの回数が減ってるな」
「あれ?いつもより色が濃いな」

という気付きは、かくれ脱水のサインかもしれません。

ウンチの状態がいつもより硬め

オムツにウンチをする年齢の子供の場合、ウンチの硬さにも注意しましょう。脱水症になると、体に水分を蓄えようと便からも水分を吸収しようとします。その結果、便の水分が奪われるので、いつもよりウンチが硬くなったり、ウンチが出にくくなったりします。

新生児・乳幼児の場合はオムツ交換の時に確認できますが、学童児の場合は、便秘になっていないか、お腹の健康を確認するためにも、「今日、ウンチでた~?」とか、「今日はどんなウンチだった~?」と、日頃からウンチチェックする習慣をつけておくといいですね。

いつもより大汗をかいている

新生児・乳幼児は体温も高く、もともと汗をかきやすいのですが、気温の高い所に出かけるなどで大汗をかいた時は要注意です。汗をかくと失われるのは体の水分だけではなく、ナトリウム(塩分)も一緒に失われます。そこで、暑そうだからと水だけを与えてしまうと、体内の塩分がどんどん薄まり、良かれと思った水分補給で脱水症状が進行することに・・・。

ミルクを飲む量・食欲が減った

暑くなると他の時期と比べて食欲が無くなったりしますよね。子供も同じで、乳児の場合はミルクを飲む量が減ったり、幼児・学童児も食欲が減ったりします。

こどもの食欲がないからと言って、少しでも食べさせようとのど越しの良い冷たい食べ物や飲み物を与える機会が増えていくと、体に必要なミネラルなどが不足して熱中症になりやすくなります。

肌が乾燥する・唇がカサカサする

肌が乾燥したり、唇がカサカサになると聞けば、冬の空気が乾燥する時期になりやすいのですが、体の水分が少なくなると、春から夏の乾燥が気にならない季節でも肌が乾燥したり唇がカサカサになります。

他にも、体の内側から水分が奪われていくと、鼻の中の粘膜が乾燥したり、口の中が乾いて粘っこくなったりもします。いつもよりもヨダレの出る量が少ないとか、やたら飲み物を欲しがる時は、体の中の水分が減っているサインのこともあります。

大人のかくれ脱水の見分け方

大人の場合も、こどもの見分け方とほぼ同様ですが、足のむくみにも注意しましょう。

「足がむくむ」=「水分が多い」というイメージがありますが、実はその逆で脱水症になるサインであることも。

体の体温が上昇してくると、体の熱を早く冷まそうとしてたくさんの汗を出して、汗が皮膚から蒸発するときに体の熱を下げようとします。ところが、水分摂取量が減ってくると、体温を下げるのに必要な汗をキープしないといけないのに、体の中の水分は不足している為に、オシッコの量を減らしてでも汗の量をキープしようとします。

この時、体の中では「オシッコの量を減らしなさい」というサインが出ているので、この時に「喉が渇いたなぁ~」と水分をたくさん摂っても、オシッコの方に水分が回らずに体の中に溜まってしまいます。これがむくみに繋がります。

脱水症の前兆として「むくみ」があることも覚えておきましょう。

まとめ

このように、脱水症状になる前の段階「かくれ脱水」の症状にいち早く気付くことが出来れば、熱中症でアタフタすることを予防できます。子供は自分で体調の変化に気付けませんし、細やかに訴えることも出来ません。

日頃からこどもの様子を観察する目で見ていると、少しの変化でも「あれ?」と気付くことが出来ます*^^*

もしかして脱水症状の前兆かも?と気付いた時には、ミルクしか飲まない乳児の場合はミルクを、幼児の場合はスポーツドリンクなどのイオン飲料を少しずつ小分けで飲ませてあげましょう。

それでも少し症状が進んだような感じがあれば、経口補水液に切り替えてください。我が家の娘も軽度の熱中症になったことがありますが、経口補水液を飲ませて涼しいところで安静にさせたら元気になりました!経口補水液のありがたさを痛感した瞬間で、それからは数本は自宅に常備しています☆

 

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