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血圧が正常でも脳梗塞や心筋梗塞に!原因は日常に潜むサージが原因だった

高血圧は脳卒中や心筋梗塞などを引き起こす原因となる為、「いかに血圧を正常に保つか」ということが大事になってきます。既に高血圧と診断が出ている人は、普段の食事で塩分制限をしたり、降圧剤を服用するなどして血圧をコントロールするようになります。しかし、健康診断で高血圧と診断されたことがなく、いつも血圧は正常値のはずなのに、それでも「血圧がなぜかあり得ない程の急上昇」を起こし、その瞬間に脳卒中や心筋梗塞を引き起こすことがあります。それは日常のささいな出来事で起こることが・・・。

正常な血圧とは

血圧が高くなると、将来的に心臓病や脳卒中などの病気を引き起こしてしまいます。健康的な未来の為には、一般的に健康な人は「血圧を140/90mmHg未満に保つことが重要である」と、日本高血圧学会で推奨されています。

高血圧は以下の3つの区分に分けられます。

Ⅰ型高血圧(140~159/90~99mmHg)
Ⅱ型高血圧(160~179/100~109mmHg)
Ⅲ型高血圧(180~/110~mmHg)

そして、Ⅰ型高血圧は心血管病が将来起こる確率が約3倍に、Ⅱ型は約6倍に、Ⅲ型は約9倍にも跳ね上がる為、いかに血圧を140/90mmHg以下に保つことが大切なのかが分かります。

血圧は24時間の間で変動している

血圧は1日24時間の中で絶えず変動しています。

1日の流れで見ると、睡眠中は低く安定している血圧が、起床時に向けて少しずつ血圧が上がっていきます。起床後からの日中は活動に合わせて血圧は上昇し、夕方から夜に向けて血圧は徐々に下がっていき、睡眠中は更に下がります。

この24時間中の血圧変動の中で、ある時グーーーン!!と血圧が急上昇するタイミングがあります。この急激に血圧が上昇することを、血圧の大波が押し寄せて私達の健康を脅かすという意味で、【血圧サージ】と呼びます。

この血圧サージ、実は日常生活にいくらでも潜んでいて、普段私達が何気なく取っている行動の積み重ねで起こります。

日常生活に潜む血圧サージ

血圧は色々なシーンで大小の変動を生じます。

コーヒーを飲む 8mmHg
小走りで走る 9mmHg
寒さを感じる 9mmHg
トイレでいきむ 12mmHg
睡眠不足 15mmHg
月曜日の憂鬱 19mmHg
階段を駆け足であがる 19mmHg
お酒を飲み過ぎる 20mmHg
緊張をする 20mmHg
起床する 20mmHg
たばこを吸う 21mmHg

このように、日常生活でよくある行動一つ一つを取ってみると、上記の表のように瞬間的に血圧が上がります。

これら一つの場面において瞬間的に血圧が上がったとしても、通常は短時間で元の正常な血圧に戻ります。ところが、幾つもの血圧が上昇するシーンが同時に重なるタイミングがあると、血圧上昇値が足し算されて、高血圧症の人のような血圧値に一気に上昇する【血圧サージ】が起こるのです。

そして、血圧サージが55mmHgを超えると、脳卒中や心筋梗塞などの循環器疾患になる確率が2.5倍も高くなるので要注意です。

危険な血圧サージが起こりやすいタイミング

ケース① : 月曜日の始まり

朝起きて、「今日は月曜日だ。」と月曜日の憂鬱を抱えながら、パンとコーヒーの朝食を取る。その後、寒いトイレに入り、大便でいきむ。月曜日が嫌でゆっくりめに支度をしていたら電車の時間に送れそうになり、小走りで通勤。

起床で20mmHg、月曜日というだけで19mmHg、寒いトイレでいきむと21mmHg、小走りで通勤で9mHHg。これらを全て積み重ねると、血圧上昇幅は69mmHg。

ケース② : 怒りを酒とタバコで解消

腹の立つことがあり、同僚にお酒を飲みながら愚痴を聞いてもらう。怒りのストレスもあり、ついつい飲み過ぎる。そして、たばこの本数もいつもより多くなった。

腹を立てることで20mmHg、お酒を飲み過ぎることで20mmHg、タバコを吸って21mmHg。これら全てが積み重なると、血圧上昇幅は61mmHgとなる。

ケース③ : 毎日飲み過ぎ

毎日お酒を飲むのが好きで、ついつい飲み過ぎてしまう。深酒は神経を高ぶらせるため、夜中に何度も目が覚めてトイレに起き上がる。また、深酒の夜は必ず無呼吸症候群の症状が現れ、上質な睡眠が取れず睡眠不足となる。

お酒の飲み過ぎで20mmHg、何度も起き上がることで20mmHg、睡眠不足で15mmHg。これらを全て積み重ねると、血圧上昇幅は55mmHgとなる。これに、朝起きてタバコで一服すれば、21mmHgが加算され、76mmHgと超危険なサージとなる。

血圧が上昇する場面が1つの場合であれば、短時間で正常値に戻る血圧も、色んな要素が同じタイミングで起こることにより、血圧が一気に上昇して戻りにくくなることがあります。

上記の例以外でも、血圧が上昇するタイミングが積み重なり、それを繰り返すことにより血圧が正常に戻りにくくなることは日常的に潜んでいます。

どんなことで血圧が瞬間的に上昇するのかを把握しておき、それが集中的に積み重ならない様に生活していくのも、危険な血圧サージを自分の体の中に起こさない為には必要ですね。

特に、たばこ+飲み過ぎ+睡眠不足には要注意です。

血圧サージをチェックする方法

自分の体の中で血圧サージが起きているかどうかは、24時間血圧計を装着すれば計測することが出来ますが、何か疾患があり検査をする以外では、一般的には24時間血圧計で測定することはできません。

そこで、一般家庭用の血圧測定器を使います。朝起きて1時間以内の血圧を5日間測定します。そして、上の血圧の平均値を算出します。

上の血圧5日間平均値が135mmHg以上
5日間の測定値の幅が20mmHg以上

<上記の数値に当てはまると、血圧サージを起こしている可能性が高くなりますので、ご自宅に血圧計がある方は、一度試しに計測してみるといいですね。

血圧サージの積み重ねを防ぐ方法

血圧サージは何か特別なことで発生するのではなく、ごく日常的なことの積み重ねで起きるのが余計に怖いところです。

出来るだけ、血圧サージを積み重ねていかないようにすることが重要で、積み重ねを防ぐには「深呼吸」をお勧めします。5秒に1回の間隔で、30秒に6回の深呼吸をしましょう。この方法で、上の血圧が20~25mmHgも下げることができます。この効果は、血圧が高ければ高い人の方がより良い効果が得られます。

深呼吸は特にストレス系による血圧上昇に効果を発揮するので、緊張した時や、イライラしている時に積極的に行いましょう

 

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