6月だというのに猛烈な暑さに見舞われています。猛暑で気を付けることは熱中症もそうですが、お弁当の保存方法にも細心の注意を払わなければなりません。家から持って行ったお弁当で食中毒なんて冴えないですからね。安心してお弁当を美味しいまま食べる「お弁当夏対策」をご紹介します。
夏のお弁当 いたませないコツ
加熱調理したおかずは、必ずよく冷ましてから入れる
前日調理のおかずをお弁当に入れる時は、入れる前に加熱し、
必ずよく冷ましてから入れます。
おかずが冷めないうちに蓋をすると、蓋の内側に水滴が付き、
食中毒菌が繁殖しやすくなります。
生で食べられるハムなども加熱する
ハム・ちくわ・かまぼこなど生でも食べられるおかずがありますよね。
冬場はそのまま入れても大丈夫ですが、夏場は必ず加熱調理しましょう。
そして、必ずしっかり冷ましてからお弁当箱に入れて下さい。
生のまま入れると、保存温度によっては細菌が繁殖する危険があります。
余分な汁気をしっかりと切る
煮物など煮汁を含むおかずを入れる場合、汁気をしっかり切ってから入れましょう。
余分な汁気が他のおかずに広がると、お弁当がいたむ原因になります。
自然解凍のおかずを上手に利用する
冷凍食品のお弁当用おかずで、自然解凍でOKのものがありますよね。
それをお弁当箱にそのまま入れるだけで保冷剤の役目を果たしてくれます。
ただし、家で作ったおかずを冷凍保存している場合は、
必ず加熱・冷ましてから入れて下さい。
冷凍食品は急速冷凍で作っており、家庭用の冷凍庫と冷凍時間が違います。
おかずはカップに入れる
おかずは種類ごとにカップに入れてからお弁当箱に詰めましょう。
おかず同士がくっつくことで、変色や傷みの原因になります。
保冷剤を利用する
お弁当箱の蓋をするまでの間、保冷材の上にお弁当箱を乗せておくと
お弁当のごはんなど、早く冷ますことができます。
また、持って行く時も保冷剤と一緒にすると傷みにくくなります。
お弁当箱のゴムパッキンに要注意
お弁当箱を洗う時は、必ず蓋のゴムパッキンを取り外して洗うようにしましょう。
ゴムパッキン、意外と汚れやすい部分です。
パッキンを外さずに洗っていると、知らない間にパッキンがカビだらけ!なことに・・・。
夏のお弁当に向かない食材
炊き込みご飯やチャーハン
炊き込みご飯やチャーハンは、水分が多く傷みやすくなります。
食中毒を防ぐには水分の少ない料理を入れるのが鉄則。
夏場は入れないようにしましょう。
海苔巻き
ご飯が温かいうちに海苔を巻くと傷みやすい原因になります。
海苔巻きを夏場のお弁当に入れる時には、酢飯をしっかりと冷まし、
キュウリのような水分の多いものは避けるようにしましょう。
マヨネーズを使ったおかず
ポテトサラダ・マカロニサラダなどマヨネーズで和えたおかずは危険です。
特に、じゃがいもなどのイモ類は痛みやすい食材なので、
マヨネーズで和えるポテトサラダは夏場のおかずには向きません。
卵料理
完全に中まで火を通した卵焼きならOKですが、
半熟で火からおろした卵焼きや、半熟ゆで卵は入れてはいけません。
卵の食中毒は本当に危険です。
夏場の卵は完全に火の通ったものだけを、冷ましてから入れるようにしましょう。
生野菜
彩りにレタスなどを入れることがありますよね。
夏場に生野菜を入れる場合は、しっかりと水気を拭き取ったものを入れましょう。
水分が残っていると食中毒の菌が繁殖する原因となります。
彩りにプチトマトもよく入れる野菜の一つですが、
プチトマトを入れる場合は、水気を拭き取りヘタを必ず取りましょう。
実はヘタにばい菌がいることがあるのです。
あとがき
夏のお弁当を安全に美味しく頂くためのポイントをご紹介しました。
「加熱」「冷ます」が基本です。
あとは保冷剤をうまく利用して、なるべく高温の元で保存する時間を少なくしましょう。
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